九月二十三日(水)
「ウエスティンホテル大阪」で8:00から朝食会。
〝ピアノを弾くことは、包丁で料理することより難しい。
包丁で料理する時は、包丁の重さが厳密な動きをすることの助けになる。ピアノを弾くのは指だけ。軽く動けることの方が難しいことを知っておくべき。“〝きれいに流れての自然な「動き」での本当の「強さ」。その「強さ」で筋肉が発達している人の掌。その手の、しなやかで豊かな「きれいさ」、その「流れ」を観れると良い。“
〝言葉づかいに注意。言い方によって態度が悪いものになってしまう。相手を全否定するような言い方をしないこと。その言い方では全否定に聞こえる言い方、態度をしないこと。“
大阪中之島美術館に「Karl Walser(カール・ヴァルザー)殿」を観に行く。
ウエスティンホテル大阪3階の《故宮》にて昼食会。
今回、始めと終わりの2つの中華料理が素晴らしかった。2つともホテル内の中華料理店であった。〝資本が違うホテルの中華に負けない個人のお店ということを考えないといけませんね。“とは、先生。
カール・ヴァルザー展を観てのことを先生にお聞きすると
〝彼は人間の「動き」をとらえている人。そして人間の内面が観えて描いている人。
日本に来て、この土地で何が大切か。日本人の勢いの「正しさ」、その足の(下半身の)「流れ」が描けている。歌舞伎やお能の役者を観て描いているけれど、その時の役者は、それくらい出来ていたのですね。“
彼の絵には「微笑み」が無いなと思って観ていたのだが、日本に来て描いているものから「微笑み」が出て来て、それがこちらにも伝わって来る。そのことを先生に言うと
〝彼が日本に来てみることをつないだ人がいるのですね。そして、日本人に出会って、残すべきと思ったものを描いたのです。“
奥様の、これも発案で、このカール・ヴァルザー展に来たのだが、同時開催で予約で満杯になってしまっていたフェルメール展より、我々にとっては「学び」が大きかったのではないかと思った。
新大阪発のぞみ432号にて品川へ。
新大阪駅ホームにての先生のお話し。
〝重要なところをどう仕上げるか。追求は大切だが、自分に本々不可能なことをしないこと。それが「楽したい」になってしまっていると「過敏」になる。本々不可能なことをしたい(自分が本来背負ってやるべきことから逃げている)は、「楽したい」。そうすると、エネルギーに対する「陽気」が足りないので「過敏」になり「過敏」は脳に余裕が無くなる。「過敏」は自分にとって必要なものに鈍感になるので、結果として弱くなる。
「敏感」で強くなる。“
品川で電車を降りる間際に
〝「姿勢」と「態度」に注意すること。それをしないであるところを越えてしまうと戻れなくなる。スマートフォンを見ている時の姿勢が悪いと、内臓を圧迫してしまうので、とにかく注意すること。“と、最後まで、心から話してくれる先生の「優しさ」が心に響いた。
忘れられない研修旅行であった。これからに生かしたい。
