九月一日(火)
昨日は、焦先生御夫妻と、尾高忠明さん遵子(ゆきこ)さんの、東京の御自宅を訪ねた。
九月五日(土)十四時からサントリーホール ブルーローズで開かれる西尾恵子ヴァイオリン・リサイタル(ピアノ 尾高遵子)に備えて、先生からのレッスンを西尾恵子さんが受けるためである。
モーツァルトのピアノとヴァイオリンのためのソナタ第四十二番イ長調からはじまり、ディーリアス、ベートーヴェン、エルガーのヴァイオリンソナタと、アンコールの「愛の挨拶」も含め、コンサートで演奏する予定の曲を全てさらい、先生は、ヴァイオリンとの対し方など様々な御指導をされていた。
そこらへんのことは、いつか西尾さんに書いていただこうと思っている。
レッスン後、尾高遵子さんが「お茶しましょう」と言ってくださり、様々な話しで楽しかったのだが、
ポロンポロンとピアノに、ふれていた先生が、「ベーゼンドルファーのタッチが感じられますね。」と言われ「このピアノはスタンウェイなのですが、ベーゼンドルファーの方に調律していただいたのです。」と、尾高遵子さん。
本番でどうしても自分の演奏が出来ない人の話しになった時には、「それでも音楽が壊れなければいい。」という彼女の発言に、音楽家としての、というか、人間としての「深さ」を感じた。
